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熱中症が起こる仕組み(メカニズム)
熱中症が起こる仕組み(メカニズム)は、ヒトの体温を調節する機能に関係があるため、まずは体温調節の仕組みを見ていきます。これを知っておけば熱中症を予防する上で役に立つでしょう。
1.皮膚の表面から熱を放出
2.汗をかいて、その汗が蒸発する際の気化熱を利用する
体温よりも気温が低い場合、空気中へ熱を発散でき、体温の上昇を抑えることができます。湿度が低いと汗をかくことで熱を逃がし、体温を保つことができます。
しかし、体温より気温が高くなると、空気中への熱の放出が困難になり、体温調節は発汗だけに頼ることになります。このとき、気温が高いのと同時に湿度も75%以上になると汗が蒸発しなくなります。
汗による体温調節もできなくなってしまうのです。
熱中症は、このように体温調節機能が十分でなくなって体温が上昇してしまう機能障害といえます。
また、熱中症は炎天下の外でのみ起こると思われがちですが、室内でも起こる可能性があります。
体の筋肉から大量の熱が発生したり脱水などの影響から、寒いとされる環境でも発症する場合があります。暑さだけが熱中症を引き起こす要因ではないので注意してください。
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