犬の熱中症

猛暑がやってきて人間の熱中症の予防にはこと欠きませんが、犬も熱中症にかかることをご存知でしょうか？夏は可愛い愛犬が動物病院に担ぎ込まれる件数も大きく増えるそうです。

ご主人の外出時にエアコンのスイッチを入れるのを忘れていたり、日差しの強い駐車場の中に置いていかれたりすれば、人間と同じように熱中症で命を失うこともあるのです。

犬が留守番しているときに直射日光が照りつけて日陰に入ることができなかったり、陰がない土手の散歩時に主人は帽子をかぶっていても、犬は熱中症の危険にさらされてしまいます。

犬は人間みたいに喋れないですから、犬の熱中症は症状が出ているときにはもう遅いです。しっかりと予防することが大切です。

犬の熱中症を予防する前に、犬はもともと暑さに弱いことを知っておきましょう。

１つ目の理由は、温かな毛で覆われているためです。この時点で人間よりも暑い状態に置かれているのです。犬の種類によっては、アンダーコートがあるので熱がこもりやすくなっています。犬は暑さよりも寒さに強い生き物なのです。

２つ目の理由は、犬は汗をかかないことです。人間の場合は汗をかいて体温を調節しているのはもう知られていますが、犬には汗腺がほとんどありません。肉球のところから少しだけ汗をかくことができますが、ほとんど効果はありません。

犬は「ハッハッ」と舌を出して息を吐く「パンティング」と呼ばれる行為によって体温を調節していますが、暑い日にはうまく機能できなくなります。犬は人間よりもはるかに暑さに弱い生き物なのです。

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