熱中症の予防と食事の関係
暑い環境のところに長い時間いると熱中症の危険がありますが、夏場の体調管理の仕方によっては、かなり予防することができます。
その一つに食事があります。
むし暑い夏は食事を抜きがちになったり、つい食べ過ぎたり、水分を多く取り過ぎたりしますが、このような状態では体調が良くないために熱中症のリスクも高くなります。
夏は他の季節に比べても、水分の摂取の仕方や栄養管理について細かく注意しないといけません。
少し前までは、運動部の練習中にのどが渇いても、水を飲むのは注意された時期がありました。隙を見て水を飲もうものなら、監督に怒られた人もいるのではないでしょうか。
しかし、今となっては空いた時間に適度に水分を補給することは、熱中症を防ぐためにも大切なことです。
夏にスタミナをつけて暑さを乗り切りたい方は、豚肉やレバー、にんにく、ピーマンなどを食べるようにしましょう。夏バテで食事を取れない方は、あまり無理をしてまで食事をする必要はありませんが、消化の良いおにぎり、うどん、バナナなどを摂っておけば栄養は補給できます。
食事、運動、休息をバランスよくとって、自己管理がきちんとできることが熱中症にならないための基本です。
栄養素は食事でしっかり取る
近年、サプリメントや栄養補助食品が充実しており、コンビニなどで手軽に手に入るようになりました。女性の中には、1日に何種類も摂っている人も多いようです。
サプリメントは、食事で不足しやすい栄養素を補う目的で摂取するのは良いのですが、食事をしなくても大丈夫と考えている方もいるのではないでしょうか?それは少々危険です。
ミネラルやビタミンでも、普段の食事から摂るのがもっともよいのです。なぜかというと、サプリメントなどでは栄養素を摂りすぎるおそれがあるためです。尿として排出されるから大丈夫だと思っている方もいるかもしれませんが、それは水溶性のものだけです。
ビタミンには水溶性のものと、脂溶性のものがあります。脂溶性のビタミンは体にどんどん蓄積されていくので、摂りすぎると過剰症状を引き起こす場合があるのです。
食事として摂ればいずれは満腹になるので、過剰な栄養の摂取は防げます。暑い日には食事がのどを通らないかもしれませんが、かといってサプリメントで代用するのも考えものなのです。
スポンサードリンク