水分の機能

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水分の重要な働き

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体の中の水分には塩分が溶けています。細胞をとりまいている部分の水分は、カリウム、ナトリウムが主要な塩分になっています。
体に必要なこれらの塩分は、食べ物から補給していますが、体の中ではいろいろなホルモンが濃度を正常の範囲に保つように活発に作用しています。

 

生命を保つためには体の中の塩分濃度が一定の範囲にあることが重要なのです。

 

塩分は水に溶けていますから、塩分の濃度を一定に保つために一定の量の水分が体になくてはなりません。このためにも水分は必要なのです。他にも水分の持つ働きがいくつかあります。

 

体の冷却作用

 

人間は恒温動物なので、体を動かしたりしてエネルギーを使うと必ず熱が発生します。そこで、体を冷やさないと体温が高くなってしまい、死に至ります。

 

夏の暑い日に無理をして運動をした結果、体温を一定に保てなくなると熱中症の症状がでてくるのです。体の体温を一定に保つために体は様々な工夫をしています。

 

その一つが体の表面から水分が蒸発して、そのときの気化熱で体を冷やすことです。これは不感蒸泄(ふかんじょうせつ)といって、本人は汗だとは気づきませんが汗が蒸発しているということです。常に体から水分は失われています。

 

代謝物の排泄

 

体の中で代謝されて不要になったものは、尿となって体の外へ排出されますが、そのためには一定の水分が必要です。水分が不足した状態では尿がでなくなるので体にとって異常事態になるのです。

 

血液の量を一定に保つ

 

体の水分が足りなくなって、細胞や細胞の周りの塩分濃度が高くなると、濃くなった塩分を薄めようとして血液中の水分がそちらに移動してしまい、体の中の血液の量が不足してしまいます。血液の量も一定の量を超えて少なくなってしまうと危険な事態になります。

 

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